レバーハンドルやスパウトが固くなるのは定番の故障です。
おおよそはグリス切れが原因なのですが、
「グリス切れの原因」が洗剤であることもあります。
※修理方法はこちらを見てください。
クレンザーは要注意
クレンザーが本体の隙間に入り、パッキン部まで到着します。
ハンドルの隙間にはバルブカートリッジがあり、
スパウトの内側にはパッキンがあります。
クレンザーで掃除すると、どうしても入り込んでしまいます。
分解するとクレンザーの粉でびっしり!というのはよくあります。
洗剤なのでグリスは無くなり、またクレンザーなのでキズがつきます。
シングルレバー混合水栓の天敵です。
蛇口専用のクレンザーを使うとマシだが…
クレンザーにもいろいろ種類があり、
蛇口専用の粒が極小のクレンザーを使うとマシです。
各蛇口メーカーは水栓金具用の洗剤を発売しています。
どれもクレンザーですが、粒々感が全くない。
しかし、やはり入り込んでは同じこと。
そして、値段が高すぎるので買うのに勇気が要ります…。
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重要なのは洗剤の使い方
隙間に洗剤が入り込まないよう、最小限の量を使って拭く。
薄く延ばすようにして洗剤を付けて洗うと良いです。
洗剤が中に入らないよう、一滴ずつ使う感じです。
油汚れではないので、そう洗剤の量は要りません。
十分に汚れは落ちます。
一番は洗剤を使わないこと
「激落ちくん」などメラニンスポンジを使うか、
日々拭いて綺麗に保つのが一番良いです。
放置すると水垢が多量に付き、クレンザー必須になりますが、
日々清掃していればクレンザーなど不要です。
これはシングルレバー混合水栓だけでなく、どの蛇口にも言えることです。
洗剤は金属を腐食させたり、プラスチックを割ったりします。
使って良いことはあまりありません。
激落ちくんは強く拭くとキズが付くので要注意。
軽く軽く拭いてください。
スパウト部は分解してグリスを塗布すれば直る
最悪は分解してグリスを塗布すれば直ります。
しかし、レバーハンドル部(バルブカートリッジ)は直らない。
スパウト部は簡単に直るのですが、
バルブ部は分解不可能なためグリス塗布ができません。
買い替えするしか方法はなく、高い修理となってしまいます。
スパウトのグリス塗布についてはこちらを見てください。
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以上、シングルレバー混合栓が固いのは洗剤が原因の場合もある(グリス切れの原因)でした。