「蛇口の取り外し方法ってどこに書いてあるの?」
ここは盲点だと思います。
結論から言うと、どこにも書いていない。
施工説明書の反対ではありますが、注意点やコツまではわからない。
というところで、シングルレバー混合水栓の取り外し方法を解説します。
※TOTO製のTKHG31P型(上面施工タイプ)で説明します
※説明写真は品番ごちゃまぜです。
概要
次の順番です。
1、止水栓を閉める
2、ハンドルを開けて内圧を抜く(水側・お湯側共に)
3、ハンドルを閉める(ホースを外した時に水が抜けないよう)
4、ワンタッチソケットから給水ホースを抜く
5、ホースの先に洗面器等を置き、ハンドルを開け水を抜く
6、シャワーホースを外す(ハンドシャワー型の場合のみ)
7、本体固定ビスを六角レンチで外す
8、本体を引き抜く
9、ワンタッチソケットをモンキーレンチで外す
10、上面施工金具を六角レンチで外す
1、止水栓を閉める
止水栓を閉めるとハンドルを開けても水が出ないようになります。
止水栓が付いていないことはほぼ無いと思いますが、
もしその場合は元栓を閉めても良いです。
2、ハンドルを開けて内圧を抜く
蛇口の中は水道の圧力が加わっているため、
レバーハンドルを開けて圧を抜きます。
水側・お湯側両方で開けてください。
3、ハンドルを閉める
内圧を抜いた後は必ずハンドルを閉めてください。
閉めないと給水ホースやシャワーホースを外すと水が抜け落ちます。
(ストローの先を塞いだら水が落ちないのと同じ原理)
4、ワンタッチソケットから給水ホースを抜く
これはTOTO製の場合の方法です。
TOTO製はこのような感じです。
ワンタッチソケットではなく、ただのナットの場合はモンキーレンチで外してください。
ここはどんなタイプであれ直感でできると思います。
TOTOの現行品はまたこのタイプになりましたね。
使い分けがいろいろと謎な部分。
5、ホースの先に洗面器等を置き、ハンドルを開け水を抜く
ハンドルを開けると蛇口の中にある水が給水ホースから出てきます。
水側でハンドルを上げると水側の給水ホースから水が出て、お湯ならお湯側が出る。
水側、お湯側それぞれ洗面器などで受けてください。
出した後はハンドルを閉めてください。
6、シャワーホースを外す(ハンドシャワー型のみ)
爪でカチッと固定しています。
爪を外してパカッとすれば外れます。
シャワーヘッドを引き出して使えるタイプのみの手順です。
外すとまずシャワーホースから多量に水が出るので、洗面器などで受けてください。
次にハンドルを開けると銅管側からも水が出ますので、それも洗面器を。
これで蛇口の中の水はほぼ無くなりました。
7、本体固定ビスを六角レンチで外す
この部分に本体固定ねじがあるのは上面施工タイプです。
シンク内からナットで固定するタイプにはありません。
TOTOならTKJ31型とかですね。
8、本体を引き抜く
※写真はTKHG38型
ただ引き抜くだけですが、給水ホース部が引っかかる可能性があります。
銅管を曲げている場合などですね。
上手く引き抜けない場合、シンク内から確認してください。
9、ワンタッチソケットをモンキーレンチで外す
ここは特に難しい点は無し。
使い回しても良いですが、新品があるなら新品に交換しよう。
10、上面施工金具を六角レンチで外す
二つある六角ネジを回して外すと、引き抜くことができます。
下の部品が引っかかって出にくいですが、上手に引っ張ってください。
もし新しい蛇口も同じ上面施工金具であれば使い回すこともできます。
ただ、その場合は一応ネジを増し締めしておいてください。
以上です
TOTOのTKHG31型の場合ですが、どの蛇口もおおよそこんな感じです。
ハンドシャワー型ならこれにシャワーホースを外す手順が追加されます。
外す時に水が多量に落ちるので注意。
止水栓を使い回す場合、素人でも簡単に取り外しできます。
失敗する可能性はかなり低いはず。
せいぜい水を多量にこぼす程度です。
取付はこの逆なので簡単。
是非自分での交換も挑戦してみてください。
参考:施工説明書
代替品