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水栓金具(蛇口)の修理・交換に必要な工具について ~解説とおすすめ工具~

更新日:2021/04/07

水栓金具(蛇口)の修理に必要な工具について

工具が無いと始まらない。

蛇口の修理は簡単なのですが、問題となるのが工具。
最初は揃えないと修理ができないので、結局修理代が高くなってしまいます。
しかし、あって損はないので是非を購入を。

素人が修理する上で持っておきたい工具を紹介します。
※それぞれおすすめの工具をリンクしています。

1、モンキーレンチ

口径が広いワイド型のモンキーレンチが必要になることがある。

水栓金具はナットが多いため、モンキーレンチの出番が多いです。
特にシングルレバー混合栓はバルブ交換に必要になることが多く、
その時に外すカートリッジ押さえは口径が広いものじゃないとダメです。
水栓金具の場合は薄型が万能で安心。

モーターレンチ(イギリス)を推奨する人が多いですが、
修理に関してはモンキーレンチが良いと自分は思います。
カートリッジ押さえはかかりが浅いので、モーターレンチじゃ舐めてしまう。

<主な使用箇所>

・カートリッジ押さえの取り外し(ワイド型)
・接続ナットの取り外し(普通のサイズでOKですが、2個必要)
・壁付水栓固定脚部のナットの取り外し(普通のサイズ)
など

2、プラスドライバー

プラスねじは多くの水栓金具で使用しています。

ただこれはどの家庭にもあると思うため、買う必要は無いと思います。
先端のサイズも普通(2番)で良いです。
作業スペース的に長さの小さいものじゃないと入らない場合があり、
その時は小さいものが必要です。

<主な使用箇所>

・ハンドル固定ねじを外す
など

3、マイナスドライバー

止水栓を閉めるのに必要

水栓金具自体に使うことはあまりないのですが、
止水栓のバルブを回すのに使うことが多いです。
これもあれば何でもいいです。

<主な使用箇所>

・止水栓の開閉
・固い部品の取り外し
など

4、精密ドライバー

小さな部品を取り外すことによく使う

ねじを隠すキャップを取り外す時などに使います。
100均のもので十分なので、無ければ買っておこう。
数種類が入っているセットのやつがいいですね。

<主な使用箇所>

・キャップの取り外し
・パッキンの取り外し
・ゴミの除去
など

5、六角レンチ

強く締め付ける必要があるねじは六角ねじを使っています。

レバーハンドルや水栓本体の固定は六角ねじであることが多いです。
サイズはそれぞれ違うので、いろいろなサイズがセットになったものが良い。
水栓金具の場合、そこまで力は要らないので締めすぎには注意。

<主な使用箇所>

・レバーハンドルの取り外し
・水栓本体の固定
・水栓本体固定アダプターの固定
など

6、ウォーターポンププライヤー

浴室用サーモスタット混合栓の修理でよく使う。

合って損はない工具がこのウォーターポンププライヤー。
強力に掴むことができるので、何かと便利です。
ただ、無くても何とかなる工具ではあり、必須とは言えない。

<主な使用箇所>

・レンチが使えない固定ナットの取り外し
・固着した部品を引っ張る
など

7、平らな金属の板

ストレーナーを外すのに使います。

これは水栓金具を購入すると付いてくるのですが、
持っていないと代替品を探すのが難しい。
最悪は食卓用のナイフで回します(バターナイフも良し)。
時間があればホームセンターで手頃な金属板を買おう。

<主な使用箇所>

・ストレーナーを外す
など

8、ラジオペンチ

小さな部品を掴む時に便利

水栓金具の中に落ちた部品を拾う時やコマを取る時など、限定的ですが使います。
その程度なので、特に無くても問題はない。
凍結破損で内部でバラバラになった部品を取る時には活躍する。

<主な使用箇所>

・手が入らない箇所にある部品を取る
・手では掴めない部品を取る
など

9、金槌(かなづち)

固着を解消させたり、叩いて外したりするのに使う。

素人の修理で金槌を使うことはほとんどないですが、
固着してどうしても外せない時は出番です。
なお、ハンマー部分が金属のやつじゃないとダメです。
(カンカンと叩いて固着を無くす)

<主な使用箇所>

・固着したナットを叩く
・固着した部品を叩いて外す
・なめたねじの対処
など

10、パイプレンチ

何でも固定できる最終兵器

古い蛇口だと固着しており、通常の手順では分解できない場合があります。
そんな時はパイプレンチの出番。強引に固定して強引に回します。
壊してもいいので取り外す時は検討を。
蛇口本体を掴むことが多いため、口径の大きいものが必要です
また、2個同時に使うことが多い。

<主な使用箇所>

・水栓本体の固定
・なめたナットを回す
など

11、蛇口専用工具

その他、蛇口専用の工具が必要になる場合があります。
例えばシングルレバー混合水栓のバルブを交換する際は、
上にあるような工具が必要になる場合があります。
最悪はパイプレンチで固定しても良いので必須とは言えませんが、あると便利です。

こういった工具が時々必要になるため、施工説明書は確認しておいてください。

<主な使用箇所>

・水栓本体の固定(供回り防止)
・本体下部の固定ナットの締め付け
・特殊なナットの取り外し
など

以上です

これらがあれば、ほとんどの修理に対応できます。

一般家庭で特に無いのは「口径の広いモンキーレンチ」でしょう。
多くの人が買うことになると思います。
ただ、これも100%必要な工具ではないので、自分がやる修理に必要か?を判断ください。

あと、どのくらい良いやつを買うか?ですが、
100均の工具はおすすめできません。工具は品質が本当重要です。
ずっと使えるものなので、是非ホームセンターか通販で購入ください。

グリスや他の便利道具についてはこちらを。

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