工具が無いと始まらない。
蛇口の修理は簡単なのですが、問題となるのが工具。
最初は揃えないと修理ができないので、結局修理代が高くなってしまいます。
しかし、あって損はないので是非を購入を。
素人が修理する上で持っておきたい工具を紹介します。
※それぞれおすすめの工具をリンクしています。
1、モンキーレンチ
口径が広いワイド型のモンキーレンチが必要になることがある。
水栓金具はナットが多いため、モンキーレンチの出番が多いです。
特にシングルレバー混合栓はバルブ交換に必要になることが多く、
その時に外すカートリッジ押さえは口径が広いものじゃないとダメです。
水栓金具の場合は薄型が万能で安心。
モーターレンチ(イギリス)を推奨する人が多いですが、
修理に関してはモンキーレンチが良いと自分は思います。
カートリッジ押さえはかかりが浅いので、モーターレンチじゃ舐めてしまう。
<主な使用箇所>
・カートリッジ押さえの取り外し(ワイド型)
・接続ナットの取り外し(普通のサイズでOKですが、2個必要)
・壁付水栓固定脚部のナットの取り外し(普通のサイズ)
など
2、プラスドライバー
プラスねじは多くの水栓金具で使用しています。
ただこれはどの家庭にもあると思うため、買う必要は無いと思います。
先端のサイズも普通(2番)で良いです。
作業スペース的に長さの小さいものじゃないと入らない場合があり、
その時は小さいものが必要です。
<主な使用箇所>
・ハンドル固定ねじを外す
など
3、マイナスドライバー
止水栓を閉めるのに必要
水栓金具自体に使うことはあまりないのですが、
止水栓のバルブを回すのに使うことが多いです。
これもあれば何でもいいです。
<主な使用箇所>
・止水栓の開閉
・固い部品の取り外し
など
4、精密ドライバー
小さな部品を取り外すことによく使う
ねじを隠すキャップを取り外す時などに使います。
100均のもので十分なので、無ければ買っておこう。
数種類が入っているセットのやつがいいですね。
<主な使用箇所>
・キャップの取り外し
・パッキンの取り外し
・ゴミの除去
など
5、六角レンチ
強く締め付ける必要があるねじは六角ねじを使っています。
レバーハンドルや水栓本体の固定は六角ねじであることが多いです。
サイズはそれぞれ違うので、いろいろなサイズがセットになったものが良い。
水栓金具の場合、そこまで力は要らないので締めすぎには注意。
<主な使用箇所>
・レバーハンドルの取り外し
・水栓本体の固定
・水栓本体固定アダプターの固定
など
6、ウォーターポンププライヤー
浴室用サーモスタット混合栓の修理でよく使う。
合って損はない工具がこのウォーターポンププライヤー。
強力に掴むことができるので、何かと便利です。
ただ、無くても何とかなる工具ではあり、必須とは言えない。
<主な使用箇所>
・レンチが使えない固定ナットの取り外し
・固着した部品を引っ張る
など
7、平らな金属の板
ストレーナーを外すのに使います。
これは水栓金具を購入すると付いてくるのですが、
持っていないと代替品を探すのが難しい。
最悪は食卓用のナイフで回します(バターナイフも良し)。
時間があればホームセンターで手頃な金属板を買おう。
<主な使用箇所>
・ストレーナーを外す
など
8、ラジオペンチ
小さな部品を掴む時に便利
水栓金具の中に落ちた部品を拾う時やコマを取る時など、限定的ですが使います。
その程度なので、特に無くても問題はない。
凍結破損で内部でバラバラになった部品を取る時には活躍する。
<主な使用箇所>
・手が入らない箇所にある部品を取る
・手では掴めない部品を取る
など
9、金槌(かなづち)
固着を解消させたり、叩いて外したりするのに使う。
素人の修理で金槌を使うことはほとんどないですが、
固着してどうしても外せない時は出番です。
なお、ハンマー部分が金属のやつじゃないとダメです。
(カンカンと叩いて固着を無くす)
<主な使用箇所>
・固着したナットを叩く
・固着した部品を叩いて外す
・なめたねじの対処
など
10、パイプレンチ
何でも固定できる最終兵器
古い蛇口だと固着しており、通常の手順では分解できない場合があります。
そんな時はパイプレンチの出番。強引に固定して強引に回します。
壊してもいいので取り外す時は検討を。
蛇口本体を掴むことが多いため、口径の大きいものが必要です
また、2個同時に使うことが多い。
<主な使用箇所>
・水栓本体の固定
・なめたナットを回す
など
11、蛇口専用工具
その他、蛇口専用の工具が必要になる場合があります。
例えばシングルレバー混合水栓のバルブを交換する際は、
上にあるような工具が必要になる場合があります。
最悪はパイプレンチで固定しても良いので必須とは言えませんが、あると便利です。
こういった工具が時々必要になるため、施工説明書は確認しておいてください。
<主な使用箇所>
・水栓本体の固定(供回り防止)
・本体下部の固定ナットの締め付け
・特殊なナットの取り外し
など
以上です
これらがあれば、ほとんどの修理に対応できます。
一般家庭で特に無いのは「口径の広いモンキーレンチ」でしょう。
多くの人が買うことになると思います。
ただ、これも100%必要な工具ではないので、自分がやる修理に必要か?を判断ください。
あと、どのくらい良いやつを買うか?ですが、
100均の工具はおすすめできません。工具は品質が本当重要です。
ずっと使えるものなので、是非ホームセンターか通販で購入ください。
グリスや他の便利道具についてはこちらを。