特殊品番(特別仕様)の蛇口
住宅会社やシステムキッチン用に特別仕様の蛇口があります。
品番で検索しても見つからなかったりする。
TOTOは「V」が付きますね。
外観はほぼ同じですが、何が違うのか?
1、スパウトの長さ違い
スパウトの長さが一般品とは違うパターン
例えば壁付タイプの場合、一般には長さ違いは3種類程度です。
これでは長さが足りない場合などに特別に作っています。
一番よくあるパターンではないかと思います。
長さが違うだけなので、根本のUパッキンや先端のキャップなどは同じ。
水漏れ修理で困ることはあまり無い。
2、ホースの長さ違い
シャワーホースの長さが違うパターン
台所のハンドシャワー水栓や、浴室水栓によくあります。
システムキッチンによってはシンクが大きくて一般の長さでは届かない時、
蛇口メーカーに特別に長いやつを作ってもらう必要がある。
お風呂もシャワーハンガーの位置が高い場合などある。
特にお風呂のシャワーホースの交換はよくあるので、
普通には購入することができず苦労することが多いです。
ホースを交換する際は必ず長さを確認しましょう。
3、色の違い
メッキではなく塗装だったりするパターン
形状は同じだけど色が違うというのもよくあります。
コストダウンでメッキをしていなかったり、
逆に高級感を出すためにメッキをしたり。
こちらも通販では入手が不可能ですが、
同じ形状の一般品への交換ができるため、それに交換すると良い。
4、接続部品の違い
止水栓などが同梱されていなかったりするパターン
一般品は接続金具なども同梱されていますが、
それを不要とするシステムメーカーの声に応えたものです。
見た目が全く同じの場合、このパターンが多い。
修理も元となる蛇口の分解図を見てやると良いだろう。
代替品も同じく。
5、使っている部品の違い
シャワーヘッドなどが異なっているパターン
あまり見ないですが、全く別の部品が付いていることもあります。
本体とかは同じだけど、シャワーヘッドやハンドルだけが違うというもの。
ある程度は互換性があるので、別製品のハンドルが付いていたりするものです。
蛇口の外観で品番を特定できない場合、
このパターンであるかもしれません。
以上です
基本的な部品はおおよそ同じ
特殊品番でもほぼ一般品と同じように修理できます。
特にバルブなど共通部品は同じである可能性が高い。
スパウトやシャワーホースなんかが注意ですね。
とはいえ、もし間違ってしまうと大損。
メーカーに確認すると部品品番を教えてくれるので、
面倒ではありますがメーカーに確認しましょう。
その部品を見て、一般品への交換が可能かどうか考えるのが良いかと思います。