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【注意喚起】蛇口取付型自動センサー水栓のリスクについて【後付け自動水栓化は危険】

更新日:2021/04/02

蛇口取付型の 自動センサーのリスク

「蛇口取付型自動センサー水栓が人気!」

目を疑うような仕様の自動水栓が登場していますね…
蛇口の先端にセンサー付きバルブを取り付けるものです。

さすがにこれは危険性があるので、注意喚起として書きたい。

1、メーカーの仕様想定外

蛇口取付型自動センサー水栓の危険性

蛇口先端で水を止める仕様は想定されていません。

水を止めるのはレバーハンドル部で開閉するバルブです。
そこまでは水道管直結の水圧がかかっても大丈夫なようになっています。
したがって、スパウト先端で水を止めるのは水圧に耐えられない可能性が高いです。

実際、スパウト部はUパッキンでのシールになっていることが多く、
静水圧に対応する設計ではありません。
止めている状態で回すと壊れる可能性が極めて高い。

2、最悪は留守中に大漏水する

蛇口取付型自動センサー水栓の危険性

スパウトが抜けたり、Uパッキンの限界等で大漏水する恐れがある。

水が吹き飛ぶ可能性は十分にあります。
蛇口先端まで水道圧がかかっているので、漏れた時はとんでもないです。
通常のバルブなら壊れても大漏水はしない設計だったりしますが、
スパウト部先端での止水は少しの故障で大漏水します。

スパウトのナットが緩んでいたとしたら?
こんなの怖くてとてもじゃないですが使えません。

マンションで留守中に大漏水したら人生積むレベルです。

3、当然ながら保証対象外

これを付けて壊れても蛇口の保証は対象外です。

完全に想定外の使い方となり、どんな故障でも無料にはなりません。
実際には修理の時だけ外せばバレないかもしれませんが、
明らかにおかしい故障の場合は疑われると思います。

先端で水を止めているので、間違いなく故障率は跳ね上がるはずです。
Uパッキンはすぐ劣化するだろうし、ゴミにも弱くなります。
スパウトの干渉による削れなどの問題も起こるだろう。

蛇口の仕組みを知っている人からすると、これを使うのはやはりありえない。

まとめ

個人的にはおすすめできません。

お手軽に自動水栓化できるものですが、リスクがあまりにも高すぎます。
毎回蛇口のバルブを閉めればリスクは減りますが、
それをしたら自動水栓化の意味がなく、絶対にやらないだろう。

こんなのができたら蛇口メーカーがすぐ作っています。
メーカーからしたら「正気か?」と思うような製品だと思います。
需要があるうちに無責任に売りまくって逃げるスタイルとしか思えない。

使うのであれば蛇口が壊れる恐れがあることを理解して使おう。

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