「ポタポタ水漏れしてるけど、このくらいはまぁいいや」
…これはとても愚かな行為です。
無知って怖い。これにより何万人が蛇口を買い替えたことか。
なぜポタポタ放置がダメなのか?説明します。
蛇口本体の金属が削れるため
水漏れしているということは、水が流れているということです。
極細い隙間を水が流れ、これにより金属が削れます。
ポタポタ水漏れは0.1ミリにも満たないような隙間を水が通っているものです。
おおよそはパッキンと蛇口本体の隙間を流れています。
この時の水流はとても速く、金属をも削ってしまうのです。
したがって、1年も放置すれば蛇口本体が削れてしまい、
パッキン交換をしても直らなくなります。
100円の修理が2万円の買い替えになります。
もったいないので、1日でも早く修理してください。
特に注意したいのが2ハンドル混合水栓や単水栓
コマで止水するタイプの水栓でよく起こる。
2ハンドル混合水栓はコマパッキンで蛇口本体の穴を塞いで水を止めます。
そのため、そこにゴミが噛みやすい。
鉄配管を使っている古い家ではサビがほんとよく噛みます。
シングルレバー混合水栓でもTOTOのTHY582Nタイプのバルブカートリッジでは起こりますが、
その他の場合はほぼセラミック部が原因なので、買い替えになることはほぼありません。
とは言え、可能性はゼロではないので、やはり1日でも早く修理をしてください。
万一本体が削れてしまった場合
コマパッキンは古いまま使ってください。
新品のコマパッキンにすると、余計に水漏れがひどくなります。
古い方がぴったり張り付くので、ポタポタが少なくなる。
分解して削れを確認できたら、新品のコマパッキンは試すだけ無駄です。
逆に、そうなるともう放置でも良いとは言えます。
ポタポタでは水道の流量計も回らないので、水道代もかかりません。
諦めて使い続ける点については、特に大きな問題は無い。
注意したいのが、しっかり止まるようにとハンドルを強く締め付けること。
蛇口本体は意外と簡単に変形するので、壊れてしまいます。
最後に
おかしいと思ったらすぐに分解を。
2ハンドル混合水栓や単水栓はよくゴミが噛みます。
早期発見が大事なので、ちょっとでも異常を感じたら分解調査してください。
これが長持ちさせるコツです。