C側いっぱいにしても、なんかぬるい。
給湯機が着火してしまっている。
冷たい水が出ない!
その症状について原因と修理方法を解説します。
冷たくならない原因
次の2つの原因があります。
1、温度調節ハンドルの調節不良
2、温度調節ユニット(サーモユニット)の故障
取り付け間もない場合でも、どちらの可能性もあります。
1、温度調節ハンドルの調節不良の場合
施工時の温度調節ハンドルの調節不良も考えられます。
給湯機の設定温度が42℃と低くしている場合、
温度調節ハンドルの調節を、どうしても高めにしないといけません。
40の位置でもH側全開に近い設定になることがあります。
そうなると、C側いっぱいにしてもお湯が混じってしまいます。
出荷時の状態だと冷たい水はほぼ必ず出る状態なので、
施工時に給湯器の設定温度42℃程度で調節された可能性があります。
したがって、次の方法が改善策となります。
1、給湯器の設定温度を45℃程度する
2、水側の止水栓を絞って流量を少なくする
どちらもやった後に温度調節ハンドルの調節を行います。
お湯と水を混合させているだけなので、
水側の流量が多すぎると、どうしてもお湯を多く混合させないといけなくなります。
お湯側は給湯器を通るので、流量は水側よりも少なくなります。
お湯と水の流量を同じくらいに設定すると、
給湯器の設定温度42℃でもほぼ大丈夫です。
それでもダメなら、給湯器の設定温度を45℃にしてください。
温度調節ハンドルの調節の仕方は、次の図のようにやります。
*参考図:TOTOホームページより引用
機種により違ってきます。説明書にやり方は書いていますので、説明書を確認してみてください。
TOTO説明書検索
INAX説明書検索
KVK説明書検索(製品一覧から探します)
2、温度調節ユニットの故障の場合
温度調節ハンドルの調節でも治らなかったり、
途中からこの症状になった場合、温度調節ユニットの故障が考えられます。
主にゴミ噛みや、バルブの劣化による作動不良が原因です。
ゴミ噛みの場合は使用数日でも起こります。
この場合、温度調節ユニットの交換修理となります。
*参考図:TOTOホームページより引用
自分で交換する場合はメーカーHPでバルブの品番を入手し、通販で購入します。
品番特定方法詳細はこちらを見てください。
保証期間内であれば無料で交換してくれる可能性が高いので、
メーカーや住宅会社などに連絡しましょう。
<温度調節ユニット一例>
交換方法はこちらで解説しています。
詳しくは温度調節ユニットの施工説明書も見てみてください。
参考に、TOTOのホームページのサーモバルブ施工説明書のリンクを貼ります。
上記はTOTO製ですが、
各メーカーで施工説明書があるので、確認ください。
※どのメーカーもおおよそ交換方法は同じです。
分解清掃して直す方法もあります。
やってみたい方はこちらをどうぞ。
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その他の症状はこちらを見てください。
- H側いっぱいにしても温度が高く(熱く)ならない
- 表示の温度よりも低い温度が出る
- 温度調節ハンドルを回しても、温度が変わらない
- シャワー使い始めに一瞬温度が冷たくなる
- シャワー使用中に温度が冷たく、または高くなる
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以上、サーモスタット混合水栓の温度が冷たくならない場合の原因と修理方法(蛇口修理)でした。
修理依頼してサーモバルブを交換する場合、約1万円はかかります。