シャワーヘッドからポタポタ水漏れ。
よくある故障ですが、意外と修理が難しく苦戦することがあります。
いろいろな原因を知っておいてください。
シャワーヘッドから水漏れする原因
水が止まらない要因として、次の3つが考えられます。
1、バルブの故障
2、本体の故障
3、シャワーヘッド内の残留水の滴下
これらを、一つ一つ解説していきます。
まず最初に調べること
シャワーヘッドの残留水かどうかを最初に調べる必要があります。
残留水とは何か?については、次の図を見てください。
*参考図:TOTOホームページより引用
この残留水の滴下の場合は故障ではないので、修理はできません。
残留水かどうかの確認方法については、次の図のようにやります。
水が出る面を天井に向けて、絶えず水が溢れ出るようであれば故障です。
ここで水が溢れ出なければ残留水のため、修理はできません。
そのような仕様です。
故障で水が止まらない場合について
開閉バルブか水栓本体の故障です。
ほとんどの場合は開閉バルブの故障ですが、
まれに本体不良により水が止まらない場合があります。
その場合は本体の交換(買い替え)となります。
TOTO品での説明になりますが、次の図のバルブです。
このバルブを交換すれば、ほとんどが直ります。
開閉バルブの品番特定方法はこちらを見てください。
<交換部品一例>
開閉バルブの交換方法
メーカー、品番によって交換方法は違います。
詳細は交換するバルブに施工説明書が付いていますので、そちらを確認してください。
メーカーのHPで見ることができます。
TOTO製の場合、こちらのページで解説しています。
おおまか交換方法としては、
まず止水栓や元栓を閉めて水が出ないようにして、ハンドルを外します。
次の固定ナットを外し、開閉バルブを引き抜きます。
ここはどのメーカーもほぼ同じです。
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以上、シャワーから水が止まらない場合の原因と修理方法でした。
バルブ不良の場合は、ゴミの噛みこみやパッキン劣化の可能性が高いですが、
保証期間内であればほぼ無料になるのではと思います。
バルブ交換であれば、業者に頼んでも1万円ほどで修理できるでしょう。