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蛇口修理で絶対やってはいけないこと5つ(水栓金具修理のよくある失敗)

更新日:2019/07/24

蛇口修理で絶対にやってはいけないこと

蛇口修理で絶対やってはいけないことを紹介します。
初めての修理の際に是非意識を。

1、KURE5-56など機械油の使用

KURE5-56は蛇口修理で絶対に使ってはいけない

KURE5-56を使うとパッキンが膨潤してダメになります。
そして、蛇口内部に染み込み、飲むことになる。

よくあるのが、このKURE5-56の使用です。
使ってしまうと、パッキンが死にます。
素人が高確率でやってしまうので、修理現場でもお馴染み。
修理現場に行った場合、必ず臭いを確認した方がいいです。

蛇口に使う油は「シリコン系」です。

・シリコングリス
・シリコンオイル

を使ってください。

詳しくはこちらを。
蛇口(水栓金具)用のグリスの種類について

2、締めすぎ

蛇口のねじやナットは締めすぎに注意(ほどほどに)

馬鹿みたいにきつく締めると壊れます。

何でもほどほどにしなければなりません。
よくあるのが、シングルレバー混合栓の本体の固定ねじ(横ねじ)でしょうか。
ガタつかないようにと、つい締めすぎて壊してしまいます。

ナットも同じです。
水漏れを直そうと増し締めをして、ナットを割ってしまう。あるあるです。
軽く締めても水漏れはしないので、それで漏れるなら増し締めして無駄です。

壊すと本体ごと交換するしかないことが多いので、ほどほどに。

3、ヘルメシールを乾燥させずに通水

ヘルメシールは正しく使おう

シール材となるヘルメシールを塗布し、
すぐに通水すると流れ出てバルブやフィルターなどに詰まります。

ヘルメシールとシールテープを併用するのが常識となっています。
それは良いのですが、乾燥(硬化)させずに通水する人がとても多いです。
半日ほど硬化を待つのが安全なのですが、そうはいかない事情もあります。

フィルターに詰まっても透明なので、よく見ないとわからず、かつなかなか取れない。
バルブのセラミックに付くと水が止まらなくなります。
このように不具合に結びつく可能性がとても高いです。

もしヘルメシールを使う場合はしっかりと硬化させてください。

4、適切な工具を使わない

蛇口修理は最適な工具を使う

かかりが薄いところにモーターレンチ(イギリス)を使うなど、
なめた真似をしてはいけない。

水栓金具のナットは銅合金なので、簡単になめてしまいます。
そのため、幅にあったレンチを使わないといけません。
かかりが薄いところは、幅薄のモンキーレンチを使うのが基本です。

水栓金具で一番失敗しやすいのは、
シングルレバー混合水栓のカートリッジ押さえだと思います。
かかりが薄く、かつ固着していて、かつ本体の固定も必要と難易度が高い。

ここを舐めさせてしまうと、もうパイプレンチしかありません。
そうなるとキズを付けてしまう可能性が高く、修理は失敗と言えます。
だからこそ、サイズのあったレンチを使うのが必須です。

5、水漏れ確認をちゃんとしない

蛇口修理後は水漏れ確認をしっかりと

当たり前のことですが、水漏れ確認はしっかりと。

止水栓を開けたら、各接続部からの水漏れを確認します。
止水時、通水時の両方で確認してください。
水圧の違いにより漏れたり漏れなかったりします。

水漏れ確認のやり方は様々ですが、
ティッシュペーパーをあてて水が付くかどうか?がわかりやすいです。
壁の中で漏れるのが一番最悪なので、配管接続部は念入りに確認します。

多量に水漏れしていると「シュー」と音がするので、念のため音も確認します。
ドライバーの先端を配管にあて、反対側を耳にあてるとよく聞こえます。
修理前の音を聞いておき、比較するとより安心。

5分くらい時間をかけて慎重に確認してください。
ここは手を抜いてはいけないところです。

以上です

手順としては簡単なのですが、細かい部分が難しい。

「ナットを回す」というだけでも、ものすごく苦労するのが水栓金具の修理です。
固着していると思い切り力を込めて回さないといけません。
そうなると配管まで回ったりして、壊れてしまうこともあります。

そうなった時に大事なのが、最適な工具、水漏れ確認です。
あまりにも固い場合は無理せず、本体ごと取り外して万力で固定したりもします。

蛇口の修理は「やりすぎない」というのが大事かなと思います。

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ただし種類により30年以上は使えます。

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