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自分で蛇口交換をする場合の注意点やコツ(よくある失敗など)#DIY

更新日:2020/12/26

自分で蛇口交換する場合の注意点とコツ

蛇口交換は自分でやると1万円は安くなる。

ということで、近頃は自分でやる人が多いですね。
Youtubeでも動画がたくさんあり、わかりやすい。
しかし、プロとしてはあんまりおすすめはできません・・・

そんな自分で蛇口交換(DIY)について、重要なことを3つ語ります。

1、まず素人が交換できるものなのか?という点

蛇口の交換はモンキーレンチなどでナット類を外していくだけで、特に専門技術は必要としない

レンチ等の工具を使ったことがある人は、そう難しくない。

例えばシングルレバー混合水栓の交換の場合、
モンキーレンチでどんどんナット類を外していくだけ。
「工具なんてムリ!」という人でない限り、簡単な作業です。

特に専門的な技術は必要としませんので、素人でも交換は可能です。
ただ、シールテープが必要になる交換は技術が必要です(止水栓部の交換等ですね)。
初めてやって成功するとは思えないほど、けっこうコツが必要です。
そのため、止水栓部は今付いているものをそのまま使うと良いです。

あと、技術的なこととして大事なのは「力加減」ですね。

締めすぎると壊れます。弱いと緩みます。
この絶妙な力加減を素人はわからない。
ほどほどに締め付けることが大事です。

交換方法についても施工説明書がありますので、
その通りにやればOKです。※メーカーHPで見れます。

2、最大の注意点は気付かない水漏れ

蛇口交換は気付かない水漏れ(壁の内部・配管の水漏れ)が恐怖

気付かない水漏れが最大の注意点です。

交換自体は誰でもできると思います。
問題なのが、「水漏れの有無」です。
素人の場合、成功していることを祈るしかないと思います。

見えないところで水漏れがあった場合、ずっと漏れ続けて階下へ被害。
損害賠償うん百万円ということもありえます。
そのため、マンションでの素人の蛇口交換はおすすめしません。
配管をいじらない作業でも、何かで水漏れしたら責任は自分にあります。

プロはやりすぎるくらいに水漏れを確認します。
接続部にティッシュを当てて水漏れを確認したり、
水が流れる音を確認したり、とにかく必死に水漏れ確認をします。

持ち家の戸建てであれば、少々水漏れしてもたいした被害にはならない。
それなら自分で交換すると言っても止めはしません。

実際、プロでも最後は祈ることになります…

3、イレギュラーがあると苦労する

蛇口の交換は止水栓の位置などにより困難になる

代替品であっても、取付が困難になることがあります。

特にシングルレバー混合水栓でよく起こります。
止水栓の位置が高すぎて接続できなかったり、
無理して曲げて取り付けてホースが折れ曲がってダメになる。など。
蛇口交換はこのようなイレギュラーな問題によく当たる。

この場合はどうするか?ですが、
止水栓に配管を継ぎ足したり、蛇口の接続をフレキホースにしたりします。
これがまた、素人泣かせのシールテープ地獄になります。

水道業者は慣れたものですが、素人にはかなりの難関になる。
配管の径を調べてホームセンターに行って、ああだこうだと数時間の格闘。
最悪はいじってる最中に配管が壊れます。

このような事態は本当によく起こるので、覚悟しておいた方がいいです。
なお、プロは慣れているのですぐ処理できます。
※請求できず自腹で処置することが多いんですよね…

4、よくある失敗

自分で蛇口交換する場合のよくある失敗

ネジ・ナットの締め付けすぎによる破損はよく聞く。

水漏れするかといって、強く締め付けるのは絶対にダメです。
基本的に水漏れは強く締めれば直るものではなく、ほどほどの締め付けで十分。
だけど、素人は締め付けてしまい、ナットがバキッと割れる。

六角レンチを使ったネジも締め付け注意です。
いくらでも強く締まるので、簡単にネジ山が壊れます。
長い方を持つ時は要注意。

ネジやナットを壊してしまうと、蛇口本体ごとの買い替えになる場合があります。
これが素人の蛇口交換での最悪な失敗なので、是非意識してください。

あと、これもよくありますね。

蛇口の交換・修理にKURE556などは絶対に使ってはいけない

蛇口にはシリコングリスやシリコンオイルを使ってください。
基本的に口に入るものなので、飲用可能なものを。
機械油はパッキンが膨張したり、樹脂が破損したりする危険がありあす。

重大なよくある失敗はこのくらいですね。

5、コツ

蛇口の交換は止水栓部(脚)は交換しなくてもOK

できるだけ今あるものを再利用することですね。

蛇口を購入したならば、ほぼ必ず新品の止水栓が付いています。
しかし、止水栓の交換はシールテープが必要になることが多く、
素人には大変難しい作業となります。

そのため、止水栓は今あるものをそのまま使うと、蛇口交換は楽です。
ネジ径はおおよそ同じなので特に問題ありません。
後でいつでも交換できるので、まずはそのままでいきましょう。

止水栓の問題さえクリアできれば、蛇口交換はとても簡単です。
ただし、止水栓部や脚の交換が必須になる蛇口もあります。
その場合は頑張って交換しましょう。

※このあたりは施工説明書を確認ください。
※同じ蛇口に交換するのが楽。

まとめ

蛇口交換はプロでも怖い

古い家の交換なんて恐怖です。
配管が腐っていて蛇口交換のせいで大量水漏れしたり、
鉄サビが大量に流れ出てすぐ蛇口が壊れたり。

そんなところなので、古い家の場合はできるだけ配管をいじらすに交換します。
元から付いている金具はそのまま使うことも多いですね。
止水栓が壊れていたら元栓を閉めて対処するなどなど…

何が起こるかわからないのが蛇口交換の怖いところです。
ただ交換方法がわかればOKというものではないと知っておいてください。

本当、マンションは絶対ダメです。最悪人生積みます。
マンションでの蛇口交換は業者に頼みましょう。

業者に頼んでも1万円程度高くなるだけです。
苦労して自分で交換することを考えると安いものです。

以上、「自分で蛇口交換をする場合の注意点やコツ(よくある失敗など)#DIY」でした。

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ただし種類により30年以上は使えます。

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