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蛇口の水漏れでパッキンを交換しても直らない理由5つを解説

更新日:2021/06/01

水漏れでパッキン交換 しても直らない理由

パッキンを交換しても直らない!

蛇口修理ではよくあることです。
パッキンは安いものなのでショックは少ないですが、
時間を無駄にしたことにため息が出るだろう…

パッキンを交換しても直らない理由を解説します。

1、金属面の腐食

パッキンしても水漏れが直らない理由の一つ、シール面の腐食
※写真は新品です。腐食はしていません。

パッキンをシールしている金属面が腐食していることが多い。

パッキンは面に当たって潰れることでシールします。
その面が腐食して凸凹だと当然ながらシールしない。
これはとてもよくあることで、特に古い蛇口なら遭遇率は高い。

蛇口の素材は黄銅(真鍮)で腐食には強いですが、
それでも経年で腐食してしまいます。メッキも剥げます。
そのため、寿命は15年~20年となってしまう。

だいたいは見た目でわかります。
プロなら「これは交換しても無理」と、交換せず買い替えを推奨します。

2、ゴミの付着

パッキンしても水漏れが直らない理由の一つ、ゴミの付着

ちょっとした繊維が付着しても水漏れする。

ルーペで見ないと見えないようなゴミでも水漏れします。
パッキン装着面を拭き取っても、それで繊維が残ってしまう。
できるだけ繊維が残らないもの(キムワイプなど)を使って拭き取りましょう。

おおよそグリスが付着しており、ゴミが付きやすいです。
拭いても拭いても取れないことがあるので、しっかり確認を。
また、劣化したパッキン片がこびりついていることもあります。
装着面が黒くなっていたらそれも疑ってください。

3、傷がついている

パッキンしても水漏れが直らない理由の一つ、シール面の傷
※写真は新品です。傷はありません。

パッキンが当たる面にキズがあると水漏れする。

これも当然ではありますが、傷があるともうダメです。
どうしようもないので買い替えとなってしまいます。
パッキンを外す時に精密ドライバーでグサッ!はよくやりがち。

ちょっと引っ掻いたような傷でも水漏れするので、
蛇口修理時は傷を付けないことが本当大事です。
竹串を使うなど、傷対策はしっかりと。

4、変形している

パッキンしても水漏れが直らない理由の一つ、シール面の変形

パッキン装着部などが変形していることも時々ある。

スパウトを強く押してしまって変形させたことが原因の場合もあります。
蛇口の素材である真鍮は柔らかいので、意外と簡単に変形します。
変形して楕円系になってしまうとパッキンはシールできません。

本体部分が変形することもよくあるので、
そうなった場合は買い替えしかありません。

5、本体が割れている

どんなものも割れることがあります。

冬場なら凍結でよく割れます。
目に見えないような割れもあるので、意外とわかりにくい。
凍結以外は可能性は低いですが、それ以外もたまにあります。
一応は頭に入れておきたい。

以上です

まずはパッキン以外を疑う

だいたいこのあたりを注意して修理します。
目視での確認は大事ですね。
パッキンを付けてしまうと無駄になるので、できるだけ避けたい。

特に古い蛇口の場合は腐食は多いですね。
スパウト部の腐食は基本起こると思って良いです。
10年以上使っての水漏れはよくよく確認してみてください。

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20年を超えていれば買い替えを検討。
ただし種類により30年以上は使えます。

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