若い時は気にならないことでも、
高齢になると「これは使えない」と問題が出てくるものです。
蛇口もよくある話なので、是非知っておいてください。
1、ハンドルを回せない
高齢者は握力が弱く、固いハンドルを回せない。
キッチンなどのシングルレバー混合栓は問題ないのですが、
2ハンドル混合栓や、お風呂のサーモスタット混合栓などは固く高齢者には厳しいことがあります。
そのため、高齢者へは「レバー型」をおすすめするのが基本です。
2、高齢者向けの蛇口
お風呂のサーモスタット混合栓であれば、アーチハンドル式があります。
長く大きいレバーのため、かなり軽い力で開閉できます。
若い人が使う分にも特に問題ないので、高齢者が使うご家庭は検討してみてください。
なんでもそうですが、新品だと軽いのがだんだんと固くなってくるんですよね…。
アーチハンドル型なら、少々固くなっても大丈夫なので安心です。
3、レバーはできるだけ長いものを
シングルレバー混合栓でも、レバーの長さがずいぶんと違います。
短いものは若い人でも固く感じることがあります。
そのため、高齢者が使う場合はできるだけレバーの長いタイプを選んでください。
特に短いものに注意しないといけないのが洗面所ですね。
レバーが長いと邪魔になるため、短いタイプが多いです。
4、2ハンドル混合栓ならレバーへの交換を
ハンドルはレバーに交換できます。
これはホームセンターにほぼ売っていると思います。
ハンドルを外して、このレバーに付け替えるだけ。
自分も子供が小さい頃はこれを使っていました。
手の甲で開閉できるため、衛生的でもあります。
まとめ
高齢者は想像以上に力が無い。
「これを回せないのか?」と思うくらい、弱くなるものです。
蛇口だけでなく、ドアもハンドル式は無理だったりします。
福祉住環境としても、レバー式のドアにすることを推奨しています。
買い替えの際は是非、こういったレバーの長いタイプへ交換ください。
以上、「高齢者が使う場合の蛇口の選び方(ハンドルが固くて回せない人向け水栓金具)」でした。