最初はスムーズに動いていたのに、ここ最近固くなってきた。
また、固着してもう回らなくなったという故障があります。
これは部品交換はほぼ必要なく修理できます。
スパウトが固くなる原因
スパウト内側にあるパッキンのグリス切れ、
パッキン劣化、水垢付着などが主な原因です。
長年使うとグリスは無くなっていきます。
また、洗剤もスパウトの隙間から内部に入ってしまうので、
それが乾燥すると異物となり、動きを悪くします。
水垢が付くのは仕方ないですが、
その状態であまり動かさずにいると固着し、ついには回らなくなります。
*参考図:TOTOホームページより引用
こうなってしまった時の直し方を説明します。
スパウトが固い場合の修理方法
スパウトを取り外してのグリス塗布です。
蛇口のよって分解方法が違うのですが、
おおよそは次のページに書いてある方法でできます。
ハンドシャワータイプはスパウトを引き抜けないので、
完璧にやるにはシャワーホースを外す必要があります。
しかし少しは上下に動くので、グリスを注入し、無理やり馴染ませる方法が簡単です。
グリスについてはこちらを見てください。
分解方法については、ほぼバルブカートリッジの交換方法と同じです。
参考として、TOTOのバルブの施工説明書のページへリンクしますので、
こちらも見てみてください。
TOTOの蛇口の施工説明書ですが、ほぼどのメーカーでも通用します。
パッキンも通販で売っているので、もし品番が分かれば新品にするのも良いでしょう。
10年以上使っているのであれば、基本的には交換します。
<スパウト部のパッキン一例>
交換するパッキンの品番の調べ方
パッキン当然ながらメーカーや品番によって種類が違います。
どれに交換すればいいのか?と品番を調べる必要があります。
品番特定方法はメーカーHPから製品情報(分解図等)を見るのが基本。
蛇口補修部品ガイドで確認するのも簡単です。
パッキンの品番さえわかれば、後は通販でもメーカーからでも入手は可能です。
パッキンはよくある補修部品なので、入手には困りません。
品番の特定はこちらを見てください。
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以上、スパウトが固い、動かない場合の原因と修理方法でした。
工具さえあれば、簡単にできる修理です。