シングルレバー混合水栓のハンドルの固定タイプは、主に3つあります。
これからその3つのタイプを図で説明します。
それぞれのタイプでの修理方法も同時に解説します。
1、ハンドルの横からビスで固定するタイプ
ハンドルの側面に穴があり、キャップを外すと中にビスがあります。
そのビスでハンドルとバルブのレバーを固定しています。
シングルレバー混合水栓では、最もポピュラーな固定方式です。
このタイプでハンドルが外れた場合は、ただビスが緩んで外れただけになります。
ハンドル側面にフタのような部品があれば、そこを外してみてください。(下図参照)
フタの部分を先の細い工具(精密ドライバー等)で外します。
そうすると中にビスが見えます。
このビスを締め直せばレバーハンドルは固定されます。
このビスはプラスドライバーで締めるタイプと、六角レンチで締めるタイプがあります。
プラスドライバーであればすぐ準備できると思いますが、
六角レンチの場合は多くの人が購入することになります。
いろいろなサイズを使うため、買うならセットが絶対に良いです。
買うのであればボール型がおすすめ。
具体的な修理方法はこちらで写真付きで解説しています。
2、ハンドルの上からビスで固定するタイプ
このタイプは最初に説明した横からビスで止めるものと、ほぼ同じです。
ハンドル上面にフタがあり、そのフタを外すとビスが見えます。
そのビスでバルブのレバーへ固定しているものです。
外れた原因としても同じで、ビスの緩みによる外れになります。
上面のフタは、ハンドル上面全体がフタになっているタイプが多いです。
取り方もほぼ同じで、先の細い工具などで外します。
再度ビスを締めればハンドルは取り付けられます。
<一例>
3、ハンドルをはめ込むだけのタイプ
ハンドルをはめ込むだけで固定しているタイプも多々あります。
このハンドルの場合は引っ張れば抜けるため、
ハンドルが外れても故障ではない可能性があります。
ハンドルにビスが無ければはめ込むタイプなので、
その場合はバルブの軸に差し込んで見ましょう。
その際、ハンドルの方向には注意してください。
カチッと音がしてはまり、少し引っ張っても抜けなければ特に壊れてはいません。
何かで引っ張ったために外れたものです。
カチッと音がせずスカスカの場合は、ハンドルの爪が壊れています。
修復はほぼ不可能なので、ハンドルの買い替えになります。
経年劣化や何かの力で爪が壊れたものと思いますが、
保証期間内であれば無料で交換できる故障です。
取扱説明書を見て、保証期間内かどうかを調べましょう。
ハンドルの部品がポロッと外れた場合、この場合は修復ができます。
外れた部品をハンドルへ接着剤で付けるだけで直ります。
接着剤で付ける場合は部品の方向に注意してください。
向きがわからない場合は、接着剤で付ける前に仮に付けて向きを確認します。
まず、バルブの軸にカチッと音がして付くかを確認し、次にハンドルを付けます。
双方問題なければ、その向きで接着剤を付けて固定してください。
ハンドルも補修品として売っているので、
同じものがあれば購入しても良いです。
<一例>
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シングルレバー混合水栓のハンドル外れた場合の修理方法の解説は以上です。
参考までに、ハンドルの取り外し方法の記載があるTOTOの施工説明書のページへリンクします。
基本、保証期間内であればこれらは無料で交換、修理してくれますので、
保証期間内であれば蛇口メーカーの修理を呼びましょう。
クラシアンなどの水道工事店に修理を頼むと、保証期間内でも有料となります。