ハンドルを閉めても水が止まらないという故障は、蛇口の定番です。
定番ということで、修理も比較的簡単にできる部類になります。
原因としては主にバルブ(カートリッジ)の故障となります。
※とても簡単な修理なので、自分で修理しましょう!
水が止まらない場合の修理方法
*参考図:TOTOホームページより引用
ほとんどがバルブの交換となります。
時々、蛇口本体の故障の場合もあり、その場合は買い替えです。
バルブを交換しないと本体が原因かわからないため、
まずはバルブを交換します。
交換方法としては、
止水栓や元栓を閉めて水が出ないようにして、ハンドルを外し、次にナットを緩めます。
そうするとバルブが見えますので、バルブ取り外して交換します。
交換方法はこちらに書いています。
※メーカーや機種によって異なりますが、おおよそは同じです。
参考までに、バルブ交換の記載があるTOTOの施工説明書のページへもリンクしますので、
こちらも見てください。
TOTOの蛇口の施工説明書ですが、ほぼどのメーカーでも通用します。
交換するバルブの品番の調べ方
バルブは当然ながらメーカーや品番によって種類が違います。
どれに交換すればいいのか?と品番を調べる必要があります。
品番特定方法は3通りあります。
1、メーカーHPから製品情報(分解図等)を見る。
2、メーカーの窓口に蛇口の品番を伝え、バルブの品番を教えてもらう。
3、一度分解して取り出し、外観で判断する。
その他、蛇口補修部品ガイドで確認する。
バルブの品番さえわかれば、後は通販でもメーカーからでも入手は可能です。
バルブはよくある補修部品なので、入手には困りません。
品番の特定はこちらを見てください。
<バルブ一例>
バルブの故障の原因について
バルブ故障の主な原因については、下記となります。
1、セラミック部のゴミ噛み
2、鉄サビなどの付着
3、セラミックの欠け
シングルレバー水栓のバルブはセラミック同士を合わせたシール構造になっています。
そのセラミックに傷が入ったり、ゴミが付着すると水漏れします。
そのため外観だけでわかる場合は少なく、分解しなければわかりません。
井戸水の場合、錆が付いて止まらなくなるということもあります。
保証期間内であればほぼ無料になると思いますので、
まずは保証期間内かどうかを確認しましょう。
※錆びやゴミ噛みの場合は有料になる可能性あります。
バルブは高いもので6000円ほどしますので、
メーカー修理などに頼むと、15000円程度することを覚悟してください。
買い替えも視野に
まれにバルブを交換しても直らない場合があります。
その場合は蛇口本体側の不良が考えられます。
設置後10年を超えているようであれば、
バルブを交換しても直らない可能性があることを覚悟しておきましょう。
15年超えている場合は、買い替えをオススメします。
シングルレバー混合水栓は1万円ほどで売っています。
工事費は約1万円なので、2万円もあれば新品に交換できます。
修理に1万5千円かけるのであれば、買い替えも検討してください。
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以上、蛇口から水が止まらない場合の修理方法でした。
バルブの交換程度であれば、ちょっと工具を使いきる人であれば交換できます。
ナットさえしっかり締めれば、大漏水ということもないでしょう。