ビルトイン浄水器のデメリットで検索したら、参考にならない記事が多い…
ここはよく取り扱っている自分が書かねば…
最近はビルトイン型の浄水器が主流になっていますね。
浄水器専用の蛇口を設けて、シンク内にカートリッジを置くやつです。
新築やリフォームでの採用率が高い。
そんなビルトイン型の浄水器について、知っておきたいことを話します。
まずはデメリットから。
1、細菌汚染
浄水カートリッジから蛇口までが遠いので、その間が汚染される。
シンク内の浄水カートリッジからホースを通って、浄水器専用蛇口に流れます。
そのホースは塩素がない水になるので、ここに細菌が繁殖します。
浄水器の代表的なデメリットですね。
だから「最初は10秒流してください」と注意があります。
トレビーノなど蛇口先端に付けるタイプであれば塩素が無い区間が少ないのですが、
ビルトイン型はどうしても区間が長くなってしまいます。
実際、長く使っているとホース内部に茶色の汚れがびっしり……
これは浄水器としてどうなのか?と思うところはあります。
ホースは定期的に交換してください。
蛇口内部は素材が銅なので、殺菌作用があり意外と大丈夫です。
ここが気になる人はシンクの上に置く浄水器を選んでください。
ビルトイン型はどうしても細菌汚染が付きまといます。
2、カートリッジ交換が面倒くさい
シンク内の狭いところでごちゃごちゃしなくてはいけない。
たいていの場合、シンク内のものをどかす必要があります。
浄水カートリッジからホースを外すと水が大量に漏れるので、
洗面器と雑巾の用意が必須。狭い空間での作業はけっこう苦痛です。
年に一度程度の作業になるので、慣れるのに時間がかかります。
交換したばかりは浄水カートリッジ内に空気が残っているので、
浄水カートリッジを振って空気を抜いたり。
だいたい、こんな感じになります。
3、長期間使わなかった場合の損害がでかい
浄水カートリッジは1ヶ月ほど使わなかったらもう使えません。
水が溜まった状態で放置することになるので、細菌汚染等で使えなくなります。
ここは説明書にも書かれています。
ビルトイン型は浄水カートリッジの値段が高いので大損害。
したがって、別荘には適しません。
長期旅行が好きな人にも適さない。
そんな人は浄水カートリッジが約1000円ほどのトレビーノを遣おう。
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デメリットはこんなところですね。
よほど浄水にこだわりが無い限り、トレビーノが安心。
では、次にメリットを。
1、浄水性能が良い
浄水カートリッジが大きいので、濾過能力は最高クラスです。
特に流量の多さが良いですね。
ストレスない流量で出すことができるので、料理の時短になります。
しかも、その流量が長続きします。
トレビーノのカセッティなんかも新品は良いのですが、すぐダメになる。
ビルトイン型の浄水器はなかなか流量は落ちません。
中空糸膜という濾過部が大きいからですね。
長い間新品同様の性能を発揮し続けるというのが、ビルトイン型浄水器最大のメリットです。
2、コスパが良い
高性能な浄水カートリッジの割にコスパは良いです。
性能はトレビーノの最高クラスのカートリッジです。
それでいて、年間1万円程度で済むのでコスパが良い。
初期投資はかかりますが、長い目で見るとお得です。
浄水にこだわるのであれば、デメリットはありますがやはりビルトイン型です。
卓上型も良いのですが、やはりちょっと浄水カートリッジが劣ります。
卓上型は生産中止が続いているので、将来性を考えるとビルトイン型が良いです。
3、操作性が良い
浄水器専用水栓は使いやすいです。
これが卓上型の浄水器になると、分岐金具のバルブで出し止めする必要があります。
これがまた使い勝手が悪い。左手で出す必要があったりする。
浄水器専用水栓だとなんのストレスなく使えます。
そして、浄水を出しながら、メインの蛇口も使えるという便利さ。
野菜を洗いながら、鍋に水を溜めるといった使い方ができます。
蛇口先端につけるトレビーノはこういうわけにはいかない。
料理好きにはビルトイン型浄水器がおすすめです。
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メリットはこんなところです。
デメリットを上回るメリットはありますね。
まとめ
ビルトイン型浄水器はロマン
細菌汚染がちょっと気になるところですが、
使い始めに10秒ほど水を流して捨てると基本的には問題ありません。
気になるのであれば毎年ホースを交換しよう。
浄水器としての使い勝手は最高に良いです。
これが受け入れられたので、今はビルトイン型が主流ですね。
どのシステムキッチンでもこれが基本になりつつあります。
総合的にはおすすめできます。
是非素敵な浄水器生活を!