Yahoo!知恵袋など、Q&Aサイトに投稿された質問を、
当サイト管理人が勝手にここで回答していくコーナーです。
※これは当サイトへの質問
TOTOサーモユニット(TH576型)分解方法
<質問文>
こちらの質問の写真での補足回答です。
本来ならサーモユニットを交換することになりますが、
修理でなんとかしたい時、分解掃除をしてみるのも一つの手です。
その分解方法を説明します。
元通りに戻すために、部品の向きは覚えておきましょう。
一番の失敗要因は部品の順序、向きの忘れです。
<1、止水栓を閉める>
水側、湯側両方を閉めてください。
<2、温度調節ハンドルを引き抜く>
このタイプは引き抜きますが、ネジ止め式の水栓もあります。
側面に蓋があればネジ止め式です。
固いので、勢いで手をぶつけないよう注意ください。
<3、リングを外す>
手で簡単に外れます。
曲げすぎて折らないよう注意。
<4、ナットを外す>
ウォーターポンププライヤーなどでナットを回します。
回す方向は反時計回りです。
このサーモユニットは黒色ですが、これは新型です。
旧型は灰色です。
<5、サーモユニットを外す>
この隙間にマイナスドライバーを差し込み、
テコの原理で右に倒して引き抜きます。
<6、サーモユニットを分解する>
後ろ側のナットを、サーモユニットの中心に押し下げながら、
反時計回りに回します。すると、図のように外れます。
90年代のサーモユニットは、ウォーターポンププライヤーで外す仕様です。
その90年代のものは、フィルターが付いていないので判別できますが、
とりあえず最初は手でやってみましょう。
<7、掃除します>
分解はここまでで良いです。
引っ張るか、トントントンと衝撃を加えると外れます。
それでも外れない場合、軸にハンドルを付けて回してください。
お湯側に回すとバルブが手前に出てきます。
引っ張る場合、絶対にキズを付けないようにしてください、
重要なのはこの円柱の部品(バルブ)です。
図は白色ですが、これは新型。旧型は銀色の金属製です。
この動きが悪くなると、温度調節不良になります。
基本は掃除&グリス塗布になります。
全周&両端がシール面なので、
このバルブが当たる別部品側も掃除してください。
銀色のバルブの場合、バルブにパッキンがついています。
これが劣化してシール不良になっていると、修理不可能です。
元通りにする際、悩むのはバルブの向きだと思います。
外す際は向きをしっかりと覚えておいてください。
地下水を使っていると、緑青が発生し動かなくなっていることもあります。
そうなるとサーモユニットごとの交換になります。
基本は分解はしてはいけない部品です。
自己責任でお願いいたします。
別の症状での分解修理方法も描いています。