蛇口の修理料金っていくらかかるのか、不安な人も多いと思います。
部品の定価はありますが、作業代は値段もあってないようなものです。
だいたいの相場を紹介します。
蛇口修理料金の内訳
メーカー修理の場合の料金をお話します。
(TOTOメンテナンスなど)
料金としては、下記の4点。
・出張料
・技術料
・部品代
・消費税
です。
出張料とは
修理者が修理現場に行く訪問料金です。
(移動賃・交通費など)
おおよそ、2000円です。
これがあるため、何も修理しなかった場合もお金を取られます。
「これは水栓金具の故障じゃありません。
給湯器のメーカーに連絡してください。
点検料金1000円と出張料2000円いただきます。」
となります。
水道工事店ならば今後のこともあるので、
出張料は取るところは少ないと思いますが、
メーカーはそうはいかず、普通に請求してきます。
技術料とは
部品を交換する技術代です。
フィルターの掃除などでも技術料がかかります。
さらに、点検するだけでもかかります。
(よって、点検の技術料+部品交換の技術料がセットになる)
メーカー修理であれば点数制です。
フィルターの清掃など簡単なものは1点で、1500円程度。
蛇口本体の交換で3点4500円程度です。(もう少し高いかもしれない)
よって、交換部品が一つならいいですが、
多数あれば高くつきます。
部品代とは
部品や蛇口本体の値段です。
値引きは基本無く、定価となります。(メーカー修理の場合)
よく壊れるシングルレバー水栓のバルブであれば6000円程度、
パッキンであれば100円程度です。
水道工事店も基本は定価で請求すると思いますが、
人によっては値引きしてくれるでしょう。
仕入れ値からして、2割引しても問題なく利益になります。
消費税とは?
全ての料金に消費税がかかります。
2018年12月時点であれば8%。
合計すると
簡単な修理であり、
部品の交換をしない「フィルターの掃除」であれば、
・出張料:2000円
・技術料:3000円
・消費税:400円
→計5400円
さすがにフィルター清掃で5000円はもったいないので、
自分で清掃しましょう。
シングルレバー混合栓のバルブ交換であれば、
・出張料:2000円
・技術料:4500円
・部品代:6000円
・消費税:1000円
→計13500円
(おおよその金額なので、参考程度にお願いいたします)
最後に
「部品代だけなら安いのに」ということで、
自分で修理をすることを考える人もいますが、
失敗して万一の大漏水などを考えると、安いものかなと思います。
プロである私としても、修理するのは恐いものです。
配管の接続を付け直すような修理は、業者に頼むことをおすすめします。
気付かないうちに漏水して、床下に漏れたら大きな損害です。
今回はメーカー修理の事例です。
水道工事店などでの修理は料金があってないようなものなので、わかりません。
ぼったくる業者もいるでしょうし、
かなりサービスして買い替えでの利益を狙う人もいます。
参考程度に受け止めをお願いいたします。