長年使っていくとハンドルは間違いなく固くなっていきます。
握力の弱い高齢者は回せなくなりますので、
苦痛に思っている利用者がいれば早く修理しましょう。
ハンドルが固い原因
ハンドルが固くなる原因は、次の3つです。
1、グリス切れ
2、パッキンの劣化
3、ねじ部の摩耗や腐食
バルブ部のグリス切れが原因であることが多く、
分解してグリスを塗布すればほぼ直ります。
20年ほど使っているのであれば、劣化系も疑います。
ねじ部の摩耗の場合、本体交換となります。
これはもう蛇口の寿命です。
バルブの交換方法
基本的にはバルブの交換となります。
バルブの交換は簡単で、部品と工具さえあれば修理依頼する必要もありません。
TOTO品での説明になりますが、次の図のバルブです。
メーカーや種類によって形は違います。
*参考図:TOTOホームページより引用
このバルブを交換すれば、ほとんどが直ります。
上図のバルブはやや複雑な構造で、グリス切れしやすい印象です。
グリス塗布をして直す場合、
軸を回してコマ部を外し、止め輪を外し、軸を押し下げることで分解できます。
その後、Oリングなどにグリスを塗布すればOKです。
シンプルな構造のものはこれです。
この軸ごとねじで上下することで出し止めをします。
この場合、ハンドルが固くなる原因はねじ部の摩耗の可能性があります。
ナットの締めすぎでも固くなりますので、修理後に固くなったら締めすぎを疑ってください。
こちらのタイプの交換は方法は下記ページに書いています。
自分で交換する場合はメーカーHPでバルブの品番を確認し、
ホームセンターや通販から購入します。
品番特定方法はこちら
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以上、2ハンドル混合水栓のハンドルが固い場合の原因と修理方法でした。