TH576の分解について
よろしくお願いいたします。
画像付の内容、大変興味深く拝見させていただきました。
ほぼ同内容で困っており、サーモユニットの分解を試みてはみたものの、
結局どこがどのように可動するのかわからず、そのまま戻してしまいました。
質問者さんは、グリスの代わりにワセリンを塗布し少しずつ前後に動くようになったとのこと
ですが、その可動部がわからないのです。
同様に旧型で、フィルターはついておらずサーモユニット部のおしりをレンチで外すタイプでした。
バルブの中にはバネが入っておりました。
銅ぽい色の部分にやはりリョクショウがでております。
リョクショウなのか石灰なのか、とにかく固着が強くてどこがどのように可動するのか
がわからなかったのです。
修理のヒントとしてどのように可動するのかご教授ねがえませんでしょうか?
ムリならTH576を購入するつもりですので、壊してもいいやくらいの自己責任でやってみたいのです。
私の質問内容が判りにくいかもしれませんし申し訳ないのですが
よろしくお願いいたします。
- 2018年02月10日
回答・返信一覧
管理人:2018年2月11日
「円柱の部品(バルブ)」がTH576の心臓部です。
これが左右に動くのですが、緑青(ろくしょう)にて固着すると温度が変わらなくなります。
また、古い場合はバルブについているOリングの劣化、グリス切れでも同様の不具合になります。
作動としては、ハンドルを回すとバルブが動きます。
お湯側に回すと奥に、水側に回すと手前になります。
TOTOが資料として出しているものがありますので、
こちらのサーモ部分の説明を見てみてください。
http://search.toto.jp/contents/navi/maintenance/autostop/pdf/autostop.pdf
わかりやすく言うと、
バルブをバネとバネで押し合っている状態です。
ハンドルを回せばバネが押されます。
サーモは「SMAコイル」というものがあり、これは形状記憶合金です。
熱ければ伸びて、冷たいと縮みます。
これにより、元の水温が急に変わっても、シャワーの温度の変動が少なくなります。
バルブが固着すると、この動きができなくなります。
したがって、ハンドルを動かしても温度が一定になるというものです。
文章だけの説明ですみませんが、
こんなところです。。
匿名:2018年2月13日
解答ありがとうございます。
私の説明に不備があったようで、補足いたします。
混合栓本体はTMJ40AXです。
TOTOサイトの分解図を確認したところ、この混合栓のサーモユニット正確には
「TH576-1S」と記載されておりました。
ただなにやら品番も旧型だの現行など難しくて・・・
時間がある時次回は画像を載せてみます。
マニュアルのアドレスもありがとうございました、
ただ、オートでもなくTMFでもなく
TH576-1Sのメンテマニュアルを探してみましたが見つけられませんでした。
ユニットおしり側のキャップを外しても、
可動するであろう、掃除したかった?(バルブらしきものがない)のです。
素人な上説明がうまくできず大変申し訳ありません、
ちなみに、浴槽側がTMJ40AXで(今回質問のサーモユニット)
シャワー側はTMJ40COQXなのですが、
シャワー側のサーモユニットはTH576Rで現行ではTH576Sのようです
同じTMJ40型でも内部サーモはRやS、1Sなど仕様が異なるのでしょうか・・・
管理人:2018年2月14日
「TH576型」の違いはこちらを見てください。
http://www.com-et.com/jp/item_search/search_cate=cometSearch_cate01/searchStr=th576/with_img=1/isHaiban=1/kensaku_info=2/qno=0/
ハンドル付きかどうかと、軸が右回りか左回りかの違いです。
軸の色で違い、グレーが基本、白が逆回転(主に埋め込みタイプの水栓に使用)です。
最後の「R」「S」はバージョンの違いで、
ただ「新しくなった」というものです。
今はTH576Sですね。
共通部品なので、オートストップ型でも同じです。
そして、TH576は分解不可の部品なので、メンテマニュアルはありません。
あくまでも「お金をかけずに修理する」という点で、私が裏技的に解説しているだけです。
普通の修理は100%交換です。
親戚などの個人的な修理では分解清掃&グリスで対応しています。
バルブは内部に入り込んでいるので、
軸を回して一番手前まで出し、それからコンコン!と叩かないと出てきません。
固着している場合は精密ドライバーなどで取り出すか、
軸の固定を外して、軸ごと押し出します。
やり方さえわかれば、とても簡単な修理です。
匿名:2018年2月14日
本日、見て頂く為に写真を撮ろうとまた外してみました。
サーモユニットおしりのキャップを外し、バネまでは前回説明いたしましたとおり確認して
バネがついてる以上、このバネがバルブを押しているはずと思い、バネの先にある銅の
バルブをひたすら動かそう、可動はここしかないと四苦八苦いたしました。
あまりにも固着がヒドくてまさかここが可動するなんて思えなかったのです・・
青緑をひたすら取り除き、オイルを塗りながら本体スキマよりこの銅バルブを
コツコツ叩いてみたら
お!
少しずつ動きました。
なるほど。
あとはひたすらコツコツ引っ張り、なんとかバルブ本体を抜くことに成功
いたしました。
バルブはもちろん、バルブ真ん中に巻いてあるOリングもはずして全てキレイに
掃除できました。
元通り組み付け、ユニットを水栓本体に戻し、
いざハンドルを回すと・・・・
茶色い水がダーっと!!
治った~~!
固着してたバルブが動いた証拠でしょう、何年も通ってなかった水側が無事「開通」!
いままでお湯しかでなくて何年も使っていなかったので、
治った証拠の「茶色いサビ水」が美しくみえました(笑)
管理人さんのここへたどり着けなかったら、治そうとも思わないし治ることはなかったでしょう。
管理人さんへなんとお礼を申してよいやら。
本当にありがとうございました!
おかげさまで、サーモユニットを買わずに済んだのです、
感謝いたします。
明日は浴槽側ではなく、シャワー側も外して掃除してみようと思います。
(最近水と湯の切り替えにすごく時間がかかるので)
グリス塗布もしましたが、もう18年モノですのでさすがにもってもあと2、3年でしょう。
次回は素直に混合栓そのものを買い替えます。
これからも困ってる素人をぜひ助けてあげてください。
またお世話になるかもしれません
本当にありがとうございました。
管理人:2018年2月15日
無事に修理できてよかったです!
ほとんどはその修理で直るので、交換はもったいないなといつも思っています。
ただ、おっしゃる通りパッキンの劣化などの問題もあるので、
近いうちにまたおかしくなる可能性は高いです。
その時はさすがに交換を勧めています。
嬉しいお言葉ありがとうございます!