キッチン水栓のメンテナンス



toto TKHG32PBE を五年ほど使っておりますが最近になってスパウトの動作と
上下のレバーに重さを感じている状態です。

既に生産を中止しております製品ですので基礎的なメンテナンスを自分でできればと

考えております。
潤滑油を吹き付ければ改善できるものでしょうか?
それともカートリッジやパッキン類が必要なものかアドバイスをお願い申し上げます。

回答・返信一覧

  1. 管理人:2017年8月14日

    レバーの重さについては、
    基本の修理はバルブの交換となります。
    グリス塗布では直りません。
    品番は「THF29R」です。

    詳細はこちらを。
    http://search.toto.jp/scale_cnv/20_TKHG32PBE.pdf?_ga=2.86014104.1019650256.1502682800-841964949.1502682800

    スパウトの動きについては、
    グリス切れか、水垢の付着などが原因だと思います。
    基本は分解しての清掃、グリスアップですので、
    バルブ交換の際にやると良いです。
    特に部品の交換は必要ありません。

    工具さえあれば簡単な作業ですので、
    自分でできると思います。
    説明書を見てできるか確認してみてください。

  2. 匿名:2017年8月14日

    お返事ありがとうございます。カートリッジ交換としてDIYしたいと思います。

    合わせてスパウトの補修はについて参考になるHPなどあればご教示いただけないでしょうか?

    ホース付きのタイプなので通常のグリスアップと異なるかと思いますので質問させていただきました。
    宜しくお願い申し上げます。

  3. 匿名:2017年8月14日

    すみません。もう一つお聞きしたく、グリスアップするために
    推奨銘柄ございますでしょうか?

  4. 管理人:2017年8月14日

    参考になるHPは見つかりませんでした…

    スパウトの補修ですが、
    本来ならばシャワーホースを取り外さないと、スパウトは外れません。
    ただそれはかなり難しい修理になるため、
    バルブを外した後にスパウトを少し引き上げて、
    その隙間からスパウト内側の掃除・グリス塗布するのが良いです。
    それで十分直るはずです。
    (ホースが引っかかるので、少ししか上がらない)

    バルブの交換方法はこちらの説明書を。
    http://search.toto.jp/tr/03998N___________-_-201206.pdf?_ga=2.153833656.1019650256.1502682800-841964949.1502682800
    「5」のバルブを外した後に、スパウトを引き上げます。

    グリスの塗布ですが、種類としては「シリコングリス」になります。
    TOTOならばメーカー指定の「TH784」があるのですが、
    ものすごく高いので、個人なら止めた方が良いです。
    昔は「G-40M」が定番でした。
    https://www.monotaro.com/p/0233/4963/

    DIYならKVKのこれも安めです。
    https://www.kvk.co.jp/products/parent/category/item/item.html?category_id=618&item_id=PZK111

    しかし、スパウト部は飲用部ではないので、
    ホームセンターで適当なシリコングリスを見つけて、それを使えば良いと思います。
    機械油はパッキンが膨潤しますので、絶対に止めてください。

    話しが変わリますが、
    5年でレバーが固くなるのは早いなと感じます。
    軽くするには交換するしか無いのですが、
    グリス切れやセラミックの摩耗以外の原因を疑いたくなるところです。

    たまに、レバーの付け根に洗剤カスが詰まっていることがありますで、
    もし詰まっていたら、今後はレバーの隙間に洗剤をあまりかけないようしてください。

    あとは、新品の時よりも使えば固くなる性質があります。
    この説明書の24ページ目を見てみてください。
    http://search.toto.jp/tr/03F30S___________-_-201311.pdf?_ga=2.65173806.1019650256.1502682800-841964949.1502682800

    明らかに固すぎるのであれば交換ですが、
    少し固くなった程度であれば様子見も視野に入れておくと良いと思います。

  5. 匿名:2017年8月15日

    とても丁寧な回答下さり、ありがとうございます。
    当時の最新型番でしたので購入したのですが使用方法など含めて
    もう少し長持ちしてほしいとも思いました。
    カートリッジを注文したので到着次第、作業できればと思います。
    年配の母が主に使っているので操作を軽くして負担軽減をしておきたいと
    考えてます。
    シリコーングリスですがグリスアップにワセリンを使うのは推奨されませんか?

    色々とコストを抑えて補修できればと思います。
    ご丁寧な回答を改めて御礼申し上げます。

  6. 管理人:2017年8月15日

    グリスにワセリンですが、
    さすがに使ったことがなくわかりません。
    ただ、グリス用途にしては硬すぎるので、向いてはいないと思います。

    ベトベト具合もシリコングリスとは違い、足りません。
    多分、耐久性が無いと思います。
    水栓金具のグリスは耐久性が大事です。
    今回もせっかくなので、たっぷり付けたいところです。

    ただ、シャワーホースを外さないとスパウトを完全に外せないので、
    ちょっと塗りにくいのが難点です。
    スパウトをできるだけ引き上げて、
    上側の内側に塗り、強引に馴染ませる方法になります。

    耐久性さえ気にしなければ、シリコンオイルでも良いです。
    安くて、オイルなので浸透して塗りやすいです。
    ホームセンターではシリコーンスプレーという名前で安く売っています。
    その場合、バルブ部など飲用部に付けないよう注意してください。

    素人の場合、今回の修理で一番苦労するのは、
    「カートリッジ押さえ」を外すところだと思います。
    ほぼ固着しているため、事前に全周をハンマー等で軽くコンコンと叩いてください。
    それでかなり楽になるはずです。

    専用工具(TZ36)でしっかりと本体を固定するのが基本ですが、
    わざわざこのためだけに購入するのはもったいないものです。
    汎用的な工具で対応する場合は、パイプレンチです。
    タオル等でできるだけキズが付かないようにして、本体を固定します。
    これは持っていても損はない工具なので、
    もし専用工具を使わずやるつもりなら、購入をおすすめします。

    あとは、部品を無くさないよう、
    排水口は必ず蓋をしてください。
    ねじが流れていくのはよくある失敗です。

    このあたり、動画で説明できれば良いですね。。
    サイトもほぼ放置状態なので、そろそろ充実させないといけません。。

  7. 匿名:2017年8月18日

    的確なアドバイスをありがとうございます。
    パイプレンチ、部材も来週中には入手の見込みです。
    グリスはKVKのシリコーングリスを買ってみます。
    偶然にもOリング(93269HPR)も店頭にあったので入手しようと思っています。

    今回のメンテナンスで他にあると便利なツールがございましたら
    ご教示いただけないでしょうか?
    よろしくお願い申し上げます。

  8. 管理人:2017年8月19日

    「93269HPR」はスパウトを完全に外さないと交換不可能ですので、
    購入の必要はありません。
    そして、今回の修理の場合は交換も不要です。

    この水栓はシャワーホースを引き出せるタイプなので、
    このパッキンの役割は上から蛇口内部に水が入るのを防ぐことと、
    スパウトの回転に重みを付けることです。
    したがって、ほぼ交換不要な部品です。

    その他便利ツールですが、
    特にこれ以上は必要ありません。

    私が修理するとなると、作業時間は5分程度です。

    1、止水栓を止める
    2、ハンドルを開けて内圧を抜く
    3、ハンドルを外す
    4、カートリッジ押さえを外す
    5、バルブを取る
    6、スパウトを引き上げて、内側の「93269HPR」が当たるところにグリスを塗る
    7、ついでにスパウト下部も掃除する
    8、逆の手順で元通りにする
    9、漏水チェックをする

    特に難しくはないのですが、
    部品の向きがわかりづらかったりしますので、
    分解前に写真を撮っておくと、より安心です。

  9. 匿名:2017年8月19日

    とても分かりやすい解説をいただき、ありがとうございます。
    私のような素人でも何とかなる気がしてきました。

    スパウト部の取り外しはかなり難易度が上がる作業でしょうか?
    どうせやるならどうなっているのか仕組みに興味があるので
    きちんと調べておきたいと思うのですが。

  10. 管理人:2017年8月21日

    このタイプのスパウトの取り外しは、ほぼ総分解となります。

    作業としては、バルブを外した状態から、

    1、給水・給湯のホースを外す。
    2、シャワーホースを本体下部の銅管から引き抜く。
    3、シャワーホースの銅管との接続部品を取り外す。
    4、本体の固定ビスを外す。
    5、本体を引き上げ、うまくシャワーホースを本体固定金具から抜く。
    6、シャワーホースをさらに引っ張り、スパウト先端まで移動させる。
    7、スパウトを引き上げる

    実際にはもう少し細かい作業が生じますが、
    おおよそこんな感じの手順になります。

    難易度的には難しくはないのですが、
    やや慣れが必要な作業で、最初はシャワーホースの引き抜きに悩むはずです。

    また、給水部の部品を全て外すため、
    素人だとホースの接続が甘く外れて、大漏水という懸念もあります。
    そのため、おすすめはしません。

    これは本当に止めた方が良いです。

    この手順はほぼ、本体の設置の逆手順となりますので、
    施工説明書が参考になります。
    http://search.toto.jp/tr/03B42RS__________-_-201112.pdf?_ga=2.163039221.832006244.1503270842-1521472095.1503270842

    仕組みとしては、これを見てください。

  11. 匿名:2017年8月25日

    本当に丁寧なアドバイスをいただきありがとうございます。
    実は、このキッチン水栓は自分で施工して取り付けたので
    分解掃除ができるかと考えた次第です。
    色々と技術があるのですね。本当に勉強になりました。
    早く補修メンテナンスに取り掛かれるように段取りを進めます。

    汚れを落とすために真鍮ブラシがあると便利でしょうか?
    水垢や金属部分の錆のような固着物を普通の歯ブラシで取れるような気が
    しないのでよろしければアドバイスをお願いします。

  12. 管理人:2017年8月30日

    返信が遅れてしまい申し訳ございません。

    自分で施工されたのならば、
    スパウトを外すこともできそうですね。
    シャワーホースを本体から抜けば良いので、
    それを考えるとどの部品を外すか?というのがわかると思います。

    汚れについては、真鍮ブラシではキズが付いてメッキが剥がれるのでNGです。
    スパウトの内部掃除ならば、普通にふき取りで十分です。
    基本的に、修理において洗剤等は使いません。

    外側の白く固まった水垢は、クレンザーなどでの掃除になりますが、
    このクレンザーが詰まって不具合を起こすこともあるため、
    水栓金具用の粒の細かいクレンザーを使います。
    TOTOのキラリアはとても良いです。
    http://www.toto.jp/ec/scripts/parts.aspx?Fld_Hinban_Cd=THYZ3

    タオル等の繊維が残ると水漏れの原因になりますので、
    できるだけ繊維の出ないものでふき取るのがコツです。

  13. 匿名:2017年8月30日

    いつもありがとうございます。
    何気なく使っているキッチン水栓でしたが
    じつはとても奥が深いことが理解できました。
    専用洗剤があることも初めて知りました。

    全体の流れがイメージできましたのであとは作業するのみになりました。
    ご教示下さり感謝申し上げます。

  14. 匿名:2017年9月6日

    もう一つだけ質問させてください。
    スポウトの取り外しには、ベースンレンチが必要になりますか?
    特殊工具ですので前回の施工時には、本体を固定するのにベースンレンチを借りて
    施工した記憶があります。
    今回のような解体メンテナンスでも結局はばらして組み立てると
    なれば再度施工しなおすことになるかと思いましたので
    工具の必要性について質問させていただきました。

    宜しくご回答のほどお願い申し上げます。

  15. 管理人:2017年9月6日

    ベースンレンチは基本は使わない工具です。
    本体を施工するだけなら、固定する工具は全くの不要です。
    六角レンチだけで固定する仕様となっています。

    本体を固定する必要があるのは、
    カートリッジ押さえを取り外す時です。
    本体ごと回転してしまうと壊れるので、
    回らないように専用工具やパイプレンチで本体を固定します。

    施工時にレンチ系が必要なのはほぼ洗面台の水栓金具となります。

    スパウトを完全に取り外すにはシャワーホースの金具を外す必要があるので、
    その時だけモンキーレンチなどを二つ使います。
    それ以外、基本的には施工説明書に書いてある工具で大丈夫です。

  16. 匿名:2017年9月6日

    毎回の貴重なアドバイスをありがとうございます。
    分解掃除して組上がらないことがないように
    一つ一つに細心の注意を払ってメンテナンスをしてみます。

    返信がすぐに来ましたのでとても助かりました。
    御礼申し上げます。

  17. 匿名:2017年9月13日

    本日、キッチンライトの施工工事があり、台所が片づけられたので合わせて
    TOTOキッチン水栓のメンテナンスを行いました。

    ご指摘の通りで粘り気のある水垢のようなものがびっちり付着しておりました。
    教えてもらったきらりあを使って丁寧に掃除をして見違えるほど綺麗になりました。
    スパウト部分は、悩んだのですが結局、シャワーホースを全部外し、
    ほぼ総分解に近い状態でシリコーングリスを塗りました。
    お陰様でキッチン水栓の仕組みが良く分かり、この掲示板に投稿したことで
    色々と知識を与えてもらったことを感謝申し上げます。

  18. 管理人:2017年9月22日

    シャワーホースの分解までこなすとは、すごいです。
    そこまでしっかり修理すれば当分は大丈夫でしょう。
    なかなかここまでできる人はいません。

    こちらも嬉しいです。
    嬉しいご報告ありがとうございます。

<蛇口本体・部品の購入先>

楽天市場(水栓金具カテゴリ)

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